はじめに
WordPressのテーマエディターを使うことで、テーマのカスタマイズが簡単に行えます。特にfunctions.phpやstyle.cssを編集することで、機能の追加やデザインの変更が可能になります。しかし、誤った編集をするとサイトが正常に動作しなくなるリスクもあります。本記事では、安全に編集を行うための基本手順を詳しく解説します。
テーマエディターとは?
テーマエディターは、WordPressの管理画面からテーマファイルを編集できるツールです。
「外観」>「テーマファイルエディター」 からアクセスできます。
functions.phpを編集する方法
functions.phpは、テーマに独自の機能を追加できる重要なファイルです。
1. functions.phpの編集手順
- 「外観」>「テーマファイルエディター」 を開く。
- 右側のファイル一覧から「functions.php」を選択。
- 変更したいコードを追加・編集し、「ファイルを更新」 をクリック。
2. functions.phpの編集例
管理バーを非表示にするコード
add_filter('show_admin_bar', '__return_false');
カスタム投稿タイプを追加するコード
function custom_post_type() {
register_post_type('custom_type',
array(
'labels' => array(
'name' => __('Custom Types'),
'singular_name' => __('Custom Type')
),
'public' => true,
'has_archive' => true,
'supports' => array('title', 'editor', 'thumbnail')
)
);
}
add_action('init', 'custom_post_type');
style.cssを編集する方法
style.cssは、テーマのデザインを管理するスタイルシートです。
1. style.cssの編集手順
- 「外観」>「テーマファイルエディター」 を開く。
- 「style.css」を選択。
- 変更したいCSSを追加・編集し、「ファイルを更新」 をクリック。
2. style.cssの編集例
サイト全体のフォントサイズを変更
body {
font-size: 18px;
line-height: 1.6;
}
ボタンのデザインをカスタマイズ
.button {
background-color: #0073aa;
color: white;
padding: 10px 20px;
border-radius: 5px;
border: none;
transition: background-color 0.3s ease;
}
.button:hover {
background-color: #005f8b;
}
編集時の注意点
- バックアップを取る: 編集前に、functions.phpやstyle.cssのバックアップを取っておく。
- 子テーマを利用する: 直接編集するとテーマのアップデートで変更が消えるため、子テーマを活用。
- エラーが出た場合: FTPを使って修正する方法を準備しておく。
まとめ
テーマエディターを使えば、functions.phpやstyle.cssを簡単に編集できます。ただし、直接編集はリスクもあるため、バックアップや子テーマの利用を推奨します。
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