1. はじめに
WordPressのGutenbergエディターでは、記事やページの作成がより直感的に行えるようになりました。
しかし、「毎回同じレイアウトを作るのが面倒」「ページごとにデザインを統一したい」と感じることはありませんか?
そんなときに役立つのが ブロックパターン です。 ブロックパターンを活用することで、効率的に統一感のあるデザイン を作成できます。
本記事では、ブロックパターンの基本から活用例までを詳しく解説します。
2. ブロックパターンの基本
ブロックパターンとは?
ブロックパターンとは、あらかじめデザインされたブロックのセットで、 繰り返し使えるレイアウトを簡単に挿入できる機能 です。
例えば、以下のようなレイアウトをワンクリックで追加できます。
- ヒーローセクション(見出し+CTAボタン)
- サービス一覧(アイコン+説明文)
- お問い合わせフォーム
再利用ブロックとの違い
WordPressには「再利用ブロック」という機能もありますが、 ブロックパターンとは以下の点で異なります。
項目 | ブロックパターン | 再利用ブロック |
---|---|---|
編集 | 挿入後に個別編集可能 | 挿入後に変更すると全ページに反映 |
使い方 | テンプレート的に使う | 共通コンテンツとして使う |
例 | 記事のデザインパターン | ヘッダーや署名部分の統一 |
どのような場面で役立つか
- 記事作成時の作業効率化 → 事前にデザインされたパターンを使うことで、作成時間を短縮
- デザインの統一 → 複数ページに共通デザインを適用できる
- 誰でも簡単に美しいレイアウトを作成可能 → コード不要で魅力的なページが作れる
3. ブロックパターンの作成手順
1. レイアウトを作成する
まず、エディターで 繰り返し使いたいデザイン を作成します。 例えば:
- タイトル+説明文+CTAボタン
- 画像+テキストの2カラムレイアウト
2. ブロックを選択し、パターンとして登録
- 作成したブロックを選択
- 右上の「オプション(…)」メニューを開く
- 「ブロックパターンとして登録」をクリック
- 名前を設定し、「保存」
3. 使いたい場所で呼び出す
- 新しい記事やページを作成
- 「+」ボタンをクリックし、「ブロックパターン」タブを開く
- 登録したパターンを選択
これで、何度でも同じレイアウトを簡単に挿入 できます。
4. 便利なブロックパターンの活用例
1. ヒーローセクション(見出し+CTAボタン)
サイトのトップページや記事の冒頭で使えるデザイン。
構成例:
- 見出し
- サブタイトル
- CTAボタン(例:「詳しく見る」)
2. サービス一覧(アイコン+説明文)
ビジネスサイトやポートフォリオサイトで活用できるデザイン。
構成例:
- 3〜4つのアイコン
- 各サービスの説明テキスト
3. 記事のまとめ(ボックスレイアウト)
記事の最後に配置し、重要ポイントを強調。
構成例:
- 箇条書きで要点を整理
- 強調デザインのボックス
4. お問い合わせフォーム
コンバージョン向上に役立つデザイン。
構成例:
- フォームタイトル
- 名前・メールアドレス・メッセージ入力欄
- 送信ボタン
5. まとめ
ブロックパターンを活用することで、効率的かつ統一感のあるデザイン を簡単に作成できます。特に、記事作成のスピードアップ、デザインの一貫性確保、編集のしやすさといった点で大きなメリットがあります。
例えば、ブログ記事の冒頭に毎回同じレイアウトを適用したい場合、ブロックパターンを登録しておけば、ワンクリックで挿入できます。また、企業サイトのサービス紹介や商品一覧ページなど、複数のページで統一したデザインを使用する場合にも便利です。
さらに、ブロックパターンは初心者でも簡単に利用できるため、Webデザインの知識がなくても、プロフェッショナルなページを素早く作成することができます。適切に活用することで、作業効率を向上させ、より質の高いコンテンツを提供できるようになります。

ブロックパターンを活用することで、 WordPressの編集作業が よりスムーズで快適 になります。
今すぐ試して、効率的なページ作成を始めましょう!
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