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ユーザビリティ向上:フォントサイズと行間の標準的な基準

ユーザビリティ向上:フォントサイズと行間の標準的な基準のサムネイル画像 デザイン・テーマ選びとカスタマイズ

フォントサイズと行間の重要性

「読みにくいサイトは、離脱率が高くなるということを知っていますか?」

ウェブサイトのユーザビリティを向上させるには、適切なフォントサイズと行間の設定が欠かせません。

文字が小さすぎたり、行間が狭すぎるとストレスを感じ、ユーザーがページを離れてしまう原因になります。


例えば、スマートフォンで閲覧している際に、文字が小さすぎてピンチイン(拡大操作)が必要な場合、多くのユーザーはそのサイトを離脱してしまいます。

反対に、適切なフォントサイズと行間を設定することで、ユーザーはストレスなく記事を読み進めることができ、結果的にサイトの滞在時間やコンバージョン率の向上につながります。

フォントサイズの標準的な基準

基本ルール

本文は16px以上(標準的な視認性を確保)
見出しは本文の1.5倍以上(情報の優先度を明確に)
ボタンは14px以上(タップしやすさを重視)
行間はフォントサイズの1.5〜1.8倍(可読性を向上)
デバイスごとに適切なサイズを設定(スマホでは少し大きめに)

おすすめの設定

項目推奨サイズ
本文16px〜18px
H1見出し32px以上
H2見出し24px以上
ボタン14px〜16px

適切なフォントサイズ設定のCSS例

body {
  font-size: 16px;
  line-height: 1.6;
}

h1 {
  font-size: 32px;
  line-height: 1.4;
}

button {
  font-size: 14px;
  padding: 10px 20px;
}

行間(ラインハイト)の標準的な基準

基本ルール

本文の行間は1.5〜1.8倍(視認性を高める)
見出しの行間は1.2〜1.5倍(情報のまとまりを保つ)
スマホでは行間を少し広げる(小さい画面でも読みやすく)
異なるフォントと組み合わせる場合は調整が必要(可読性を考慮)

おすすめの設定

項目推奨行間倍率
本文1.5〜1.8倍
H1見出し1.3〜1.5倍
H2見出し1.2〜1.4倍

適切な行間設定のCSS

p {
  line-height: 1.6;
}

h1, h2, h3 {
  line-height: 1.4;
}

スマホ・PCの最適な設定

デバイスごとに適切なフォントサイズを設定することで、より良いユーザビリティを実現できます。

たとえば、パソコンでは16pxでも問題なく読めるフォントサイズが、スマートフォンでは小さく感じることがあります。特に、指での操作が必要なため、ボタンのフォントサイズが小さすぎるとクリックミスが発生しやすくなります。

モバイル対応のフォント設定(メディアクエリ)

@media screen and (max-width: 768px) {
  body {
    font-size: 18px;
    line-height: 1.8;
  }
}

フォント選びのポイント

フォントサイズや行間だけでなく、使用するフォントの種類も可読性に大きく影響します。

サンセリフ体(ゴシック系)は視認性が高い(例: Arial, Helvetica)
セリフ体(明朝系)は読みやすさを強調できる(例: Times New Roman, Georgia)
ウェブフォントを使用するとデザインの統一感が生まれる

まとめ

フォントサイズと行間を適切に設定することで、サイトの可読性が向上し、ユーザー体験を改善できます。

ポイントまとめ

本文は16px以上、行間は1.5倍以上にする
見出しは本文より大きめに設定してメリハリをつける
スマホではフォントサイズと行間を若干広げる
フォントの種類も意識し、視認性を高める
CSSで適切に設定し、ユーザビリティを向上

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